幸せなこと…

周りの人間がとても幸せそうに見える。
いつも。
彼女がいて、勉強ができて、運動ができて、友達がいて…
全部が当てはまるわけではないが、何か一つは皆持っている。
そう思う。

自分はどうだ?
彼女はいない。
勉強はできない。
運動はできない。
友達はそんなにいない。

今が不幸せだとは思ってない。
だが、何か違うような気がしてならない。
去年の年末の出来事があったからだろうか…
でも、それ以前からそうふうなことを感じていた。

一昨年は死ということを考えてばかりだった。
自分に迷いを感じていた。
何てダメな人間だろうかっと。
周りの人間がとても高く見えていた。
自分が惨めになり泣いていた。
そこで死を考えていた。
自殺も考えていた。

去年は恋愛に悩んでいた。
初めて告白された。
初めて心の底から好きになった人を見つけた。
人生で初めて告白されて付き合った。
でもすぐに別れた。
もちろん俺のほうから。
付き合うというのがとても大変だとわかった。
それから本当に好きな人を見つけた。
前から気にはなっていたが、ここまで好きになるとは思わなかった。
でも無理なのか…
最初に自分は別れるということを前提に考えてしまうため躊躇ってしまう。
だからダメなのか…
恋愛を経験しろとかいう香具師いるけどふざけるなと言いたい。
俺はホントに好きな人としか付き合いたくない。
何も思ってない、友達、そんな人とは付き合いたくない。
そして相手のことがわかってからじゃないと付き合いたくない。
っというか相手と話しまくってからじゃないと好きになれないんだな。
実際、今の好きな人ともいっぱい話した。
二人だけで話したことも何回かある。
だから好きになれたのだろう。
恋愛とは難しいものだ。
簡単に語っていいものではないし、簡単に切り離していいものでもない。
生きているなかでの最も難しい問題の一つだろう。

今年はどうなるのだろう。
高校生活最後の年。
一つ一つの時間を大切に生きていきたいと思う。
それは簡単ではない。
自分はそうゆう人間でもあるし、達成できるとも思えない。
でもそれを考えることはできる。
変わったものだ。

思えば最近、時間が早く感じる。
つい昨日、中学に入学したような感じだ。
それは楽しいからではない。
時間に関して無頓着になってしまっているだけなのかもしれない。
……楽しければ時間が早く感じる。
幸せなら時間が早く感じる。
俺は…どうなのか。
わからなくなってきた。

悔いは残したくない。
でも残さないで人生を終わることは無理なのだろう。
自分はどんどん壁に当たっていきたい。
そうやって強くなっていきたい。
そしたら幸せだっと笑っていえるようになるのではないだろうか。