次世代メディア

そろそろ書いてみる、HD DVDについて

その前に、HD DVDとはなんぞ?という人は結構多いと思うのです
ブルーレイは名前くらいは知ってるけどHD DVDなんて知らない、みたいな

DVDメディアに変わる次世代メディア規格
それがブルーレイとHD DVD、その規格争いが発端
規格争いといえばLDとVHDなど、今回もそんな感じ

現在のDVD規格というものは片面二層8.5GBという容量
一方、次世代メディアは二層で30?50GBの容量を確保
これによりHD制作された映像も長時間録画可能になった
HDとはなんぞ?という方はイコール地デジ画質とでも考えてください
地デジとはなんぞ?という方はテレビ映像がすごく綺麗とでも思ってください

ちなみにブルーレイは8層までの多層化が可能で200GB近くの容量の確保に成功
拡張性が高いというのもブルーレイの特徴であるといえる



さて、先週の土曜日に報道されたHD DVD撤退の話
19日に東芝側から正式発表がありました

いまさら、なぜ負けたのか?とかを考えるつもりはないです
まぁこうなってしまったのだから仕方ないといえばそうでしかない
気になる人は適当に調べてみてください

ここで興味深いこと
それは東芝が消費者に対してどうサポートするかということ
どうやら文句を言ってるHD DVD消費者がいるようですがそれは見当違いなのでは?
規格競争だとわかっていて購入したのですから
東芝「HD DVD撤退」で問われる“敗戦処理” - ITmedia News
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0802/20/news092.html
と書かれてますので参考程度に

しかし、次世代メディア対応レコーダーが故障してしまった場合
DVDとは互換性がないために見ることができなくなる
現在のコピーワンス制度もここで引っかかってくる
そんなこんなで、ダビング10の運用が6月2日より開始
デジタル放送番組のコピー9回+ムーブ1回を認める新録画ルール
ということで、いろいろとにも悪巧み使われそうですね・・・

といっても17日の東芝の株価は値上がり
キッパリと撤退を決定したのが評価に繋がったのでしょうか
どうみてもBDの圧勝(みたいな)でしたし・・・
と、そんのは建前であってNANDフラッシュ開発の評価でしょうね
HD DVDの撤退によりNANDの開発を進めていくという



やっぱり規格競争というのは消費者が困るだけでなく開発進行も滞ってしまうというか
でも、これで地デジの存在感も高くなってきたなと