経験値という名の評価

人生は比較できるものではないと思います。というか、そんなことは当たり前なのでしょうが。当たり前であるのなら、なぜ人は経験値の差で他人を評価したりするのでしょうか。例えば、「俺の家庭は厳しかったからお前より俺のほうが(精神的にも)強いぜ」というような発言など。えぇ、私が以前言われたことです・・・私のことなんて何一つ知らない赤の他人のくせに、なぜ勝手に判断され比較されなければならないのか、意味不明すぎです。大学生の発言とはとてもじゃないですが思えません。

それはさておき・・・人の苦労とか努力は本人にしかわからないもので、他人にどうこう言われる権利はないわけですよね。それで言われたものは、評価とは言えないはず。自己を正当化するためだけでしかない。

となると、自分と他人の経験値を比較し評価するのは人であってはならないということなのか。自分を正しいと思うのが人間ですから、自分と他人を比較して正当な評価を下すことは絶対に不可能でしょうし。だったら経験値評価自体がおかしなことなのか?否。自分と他人を比較することは経験値評価ではなく、ただの正当化する側の優位性を示す発言なのだろう。

評価というものは自分を維持していくために非常に重要なことだと思われます。評価がどんな形で与えられようとも、人はそれを得るために日々頑張ってるのかもしれないです。というと、評価が全てではないという意見もあると思いますが、他人から得るものだけが評価ではないと思うのです。かくいう私は、自分を成長させたいがために勉強しているのだと思います。要するに、他人からの評価を得たいのではなく、自分で自分へ評価を与えるために、ということです。

結局は、自己満足のために自分へ与える経験値評価なのでしょうね。自分を成長させていくためにも、これは必要なことの一つなのかもしれないと思ってたり。

明日の自分が、今日の自分より強くありますように。