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桜の花びらが舞う速度

BS-hiで「秒速5センチメートル」を放送すると聞いて思わず観てしまった。もう何度も観てるのだけれどね。ただ、やはりHDはイイ。こうゆう作品は、HDでなければ観る価値がないですよ、断言します。

ご存知の通り、この作品は3つの話に分けられています。なので、それぞれの感想でも書いていってみようかなと思ったり。まぁテキトーに2?3行程度で。

第1話「桜花抄」。甘酸っぱいです。中1のくせにチューします、中1のくせに毛布で包まって寝ます、中1のくせn(ry ゴホンゴホン、えぇ、まぁなんだ。シナリオの内容的には、この話が一番好きかも。取り立てて珍しいものはないのですが。

個人的にお気に入りの第2話「コスモナウト」。この話の背景には、思わずため息が出てしまうほどの感動を覚えます。ロケット発射後の煙による空の明暗の表現の仕方は素晴らしいと言わざるを得ない。背景作画を追求したアニメとして、私はこの話以上のものを観たことがありません。え、新参オタが適当なことを言うな、と?サーセンwwww

第3話「秒速5センチメートル」は、要するにおまけ。山崎まさよしの主題歌オンリーで構成されているといっていいこの話は、その歌詞によって物語の全てを表しているといえます。まぁ、この話は歌詞をずっと聴いておけばいいだけです。一つ気になることに、最後のシーンの踏み切りで出会った女性は遠野の妄想ということでいいのかぇ?んで、遠野は吹っ切れて(というか、そうゆう態度をしてるだけなのでしょうが。男というのはそうゆう生き物ですから)、先へ進んでいくということでおk?お子様の私にはわかりません。

要するに、ダメ男物語です。どこをどう捉えるかは人それぞれですじぇ。

しかし、背景作画には目を見張るものがあります。新海監督のセンスには脱帽です。なんというか、新海さんの作品は一種の現代アニメの完成形であるといってもと思います。崇拝しすぎですか、そうですか。





この作品を観ると心が痛む。いやね、恋なんてしたことないですし、母親以外の女性と会話したことない自分がこの作品を理解できるはずはないんですけど、どうやら前世の記憶がまだ残っているようで・・・高校時代に好きだったある女性を大学生になっても忘れられない、そして・・・なーんて、知らない知らない。

今の私は、明日の自分を理解しているかのように思い込んでいるだけで、現実を見ていないのだと、改めて思った。今まで自分に課してきた、「明日の自分が、今日の自分より強くありますように」の言葉。明日の自分が強くなることを想定しての考えでしかない。実際は、明日の自分が弱くなっていることを知った瞬間に、私は何もかも全てを投げ出してしまっているのだ。弱くなることを恐れている自分がいる。必死に、強くなろうと、高みを目指そうとしている自分がいる。自分が進むべき道が、高い場所にしかないと思い込んでいる自分がいる。ただ、もしも自分が自分の成長を止めたとき、私は生きることを放棄してしまうのではないか、と考えることがあるから私は成長を止めようとは考えない。

と、ここまで長く語ったものの、全ての根源には前述の女性を追い求めているからこそなのだと思う。私が更なる自身の成長を望むのは、その女性を追い求めているだからこそなんですよ。まぁ、その女性を忘れない限り、今の自分を変えることは不可能です。でも、それを知っていても忘れられないもの。悩ましいですなぁ、前世の記憶というものは。

心が痛むというのは、そんな前世の記憶と重なってしまうからなんですね。怖いですねぇ。