『明日への遺言』を観てみたよ!

戦争の話題になるとついつい熱くなりがちなのであんまりネタにしたくはないんです。今回観た作品も、別に戦争論を語りたいから借りてきたわけでもないですし。藤田まことが出演してるからってことで借りてきただけです、藤田ラヴ。

陸軍中将岡田資は大戦後B級戦犯となる。軍事裁判にて、岡田は名古屋の無差別爆撃は国際法に違法していると主張。さらには、米軍捕虜虐待の罪に対して岡田は自分が全ての責任を負うとし、部下らの減刑を押し進めたりもする。

とにもかくにも、岡田中将の格好良さが異常。部下の責任は上司の責任、ってか?かっけぇなぁ・・・そうゆう上司に僕はなりたい。役者の藤田まことがピッタリすぎて最高だわ、はぐれ刑事ね。

結果として、この岡田中将の頑張りのおかげで部下は全員絞首刑を免れるわけですが、劇中でも語られているようにこれはすごいことなんですよ。それだけ岡田中将は検事や裁判官の信頼を得ることができたということですね。

死刑を宣告された岡田中将の部下の若い青年、死を目の前にしているにも関わらず岡田中将の言葉を聞き、自分と死について深く考えるんです。絶望することなく、死を受け入れてしっかりと前を向いて進んでいく。なにこの格好良い青年。こいつになら掘られてもいいわ。

岡田中将もまず第一に未来のためのことを考える。若い人間に全てを託し、昔の人間は去っていく。そうゆうことを素直に言える老人ほど格好良いものはないと思いました。