『ターミナル』を観てみたよ!

高校2年の頃に学校帰りに1人で観た記憶があります。なんという寂しい高校生活・・・と、それはさておき、日本人にも人気のあるスピルバーグ監督にトム・ハンクスキャサリン・ゼタ=ジョーンズと、すごいメンツですよね。てかキャサリン可愛ぇ、『幸せのレシピ』出演時より美しいですはい。

ナボルスキーはとある目的を胸にアメリカへ単身渡米。入国審査では英語が全く喋れずに意思疎通不可能。しかもなぜか要注意人物にされてしまうい、さらには彼の母国でクーデターが起きて政権が崩壊してしまう。よってパスポートは没収、入国ビザは取り消し。

アメリカに入国することも出来ず、母国に帰ることも出来ず、国際線乗り継ぎロビーで生活をし始めるナボルスキー。空港で働いてる人々などと様々な出会いをしていくという実話を基にした物語。

ガチガチの恋愛映画というわけではなく、どちらかというとコメディ映画。5年ぶりだったけどとても楽しめました。序盤のナボルスキーとアメリカ側の噛み合なさっぷりとか。中盤のデートシーンとかは笑いのためでしかないかったね。

空港で生活するという、常識では考えられない状況。だからこそこの作品を観る観客は、動物園でゴリラやライオンを観るかのような目つき、姿勢で楽しめちゃうのでしょうね。まぁこの作品での主人公の立ち位置は、戦争によって母国に帰れなくなった可哀想な人、というものですから人々は同情を持って観てるのでしょうけど。

この物語の基となったといわれるマーハン・カリミ・ナセリ氏の詳細についてはグーグル先生に聞けばわかると思いますが、彼は15年以上もパリのシャルル・ド・ゴール空港で暮らしていたそうです。当時、現地で他の空港利用者がどのような目で彼を見ていたのか、それほど気にもしてなかったのかもしれませんね。ラフォーレ原宿の前で緑色とかピンク色に髪を染めた人がいたとしても、新宿の紀伊国屋書店の前をゴスロリファッションをした人が歩いてたとしても、それらが全然気にならないのと同じことで。

結局のところ、多くの人にとって他人なんてどうでもいい存在なんでしょうね。