『レ・ミゼラブル』を観てみたよ!

またまたBS2での放送より。何度も映像化、舞台化されているヴィクトル・ユーゴーの名作レ・ミゼラブルをベースに現代風にアレンジした作品。日本では他作品と区別するために『レ・ミゼラブル 輝く光の中で』という邦題がつくこともあります。3時間という長映画ではありますが、そのストーリーの壮大さにはただただ圧巻。全く退屈しませんでした。描かれる複雑な人間関係もラストでは綺麗にまとめあげられてます。今までに観たことのないような素晴らしい作品でした。

戦争という時勢において、死んでいるかもしれないというのに妻への愛を一貫して貫き通す夫。妻もまた、夫が生きていることを信じて希望を失わない。同じように娘も決して取り乱すことのなく、両親の帰りを純粋に待ち続ける。そんな3人を、どんなにひどい目に合おうとも最後まで守り続けようとする男。こんなにも互いの愛で結ばれることがどんなに素敵なことなのかと、ラストシーンでは思わず泣いてしまいそうにもなります。絶望的な状況だからこそ希望を失わずに前向きに生きていく姿には感動せざるをえません。

その娘役を演じているSalomé Lelouchが犯罪的に可愛い。とりあえずグーグルで画像検索してみてください。大人になった彼女もとても美しいです、たまんね。(彼女、監督クロード・ルルーシュの実娘なんだとか?)うらやましい…こんな娘がいるなんて世界は不平等極まりない。

原作未読でも十分に楽しめる映画だと思います。心温まる名作中の名作です。