『アバター』を観てみたよ!

あけましておめでとうございます。今年は留学とか予定しているので、少しはこのブログの意義も・・・

ということで、新年早々元旦から映画を観てきました。

地元にて。面白かったです!構想14年、製作4年というだけあって見応えは十分にありました。3Dではなく通常版。一応人類学を勉強している身なのでなかなかと共感せざるをえないところもたくさんあったり。あと、中二病患者の僕なので、近未来SFというのは結構興奮させられます。ゲーム「HALO」シリーズに出てきたような戦闘機やアサルトライフル、登場してくる生き物も中二病っぽくてたまりません。触ったら光る植物もいい。

物語は惑星の先住民と地球人の争いを描いたもの。これは大航海時代以降の、西洋社会による未開(人類学的意味で)社会矯正という名の破壊そのものです。惑星先住民の思考や信念を完全に無視し否定する地球人。地球人は私利私欲のためだけに先住民を駆逐しようとする。もちろん、先住民の立場に立つ地球人、今で言う人類学者や植物学者もいるわけですが、圧倒的な武力に平伏してしまう。

たまにですが、アフリカや中南米の呪術信仰を否定し、馬鹿にする人と接することがあります。彼の意見に対して完全否定してしまうのはコミュニケーション的に問題があるので、結局は自分の心の中で彼を批判しまくるわけですが。彼はまさに自文化中心主義、西洋至上主義に飲まれた、西洋日本という思想に毒された人間でしかないのだろう、というように。それが間違っている、悪いことだとは言えませんが、立場上賛同するわけにもいきません。

この作品内では惑星先住民を駆逐しようとする地球人は完全悪として描かれています。アフリカを馬鹿にする彼にこの作品を観てもらい、どのような反応をするのか知りたいものです。

最後に、主人公かわいいね。惑星の不思議な植物とかに興味津々で喜ん出る姿とか、もうやべぇ。