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僕がCDを買わずにVOCALOIDを聴くようになった理由

最近、狂ったように毎日VOCALOIDの楽曲を聴いている。

2007年秋、ニコニコ動画にて初音ミクが注目されるようになった頃、僕もその流行に乗っかって、VOCALOIDを用いた楽曲の完成度の高さに感動していました。そうはいっても毎日聴くようなことはなく、僕の音楽生活のなかのある一種の刺激として、たまに聴く程度のものであった。

僕の中でVOCALOIDの存在が大きく変わったのは昨年の夏。友人が持っていたPSP用ソフト「初音ミク Project DIVA」を借りてプレイしたことだった。収録されている楽曲に改めて感動し、魅了されたのだ。

それからというもの、ニコニコ動画の「週刊VOCALOIDランキング」は毎週必ずチェックするようになり、過去に発表されたVOCALOID作品にも手を出すようになった。今ではiPodにはVOCALOIDしか入っていないというほどのハマリっぷりなのだ。

どうしてここまで僕はVOCALOIDにハマったのだろう。

そもそも僕は音楽CDを買うことは滅多にない。特別気に入ったアーティストのCDは買うが、それ以外は大抵レンタルショップで済ましていた。CDを買わない理由はただ一つ、CDを買う必要性がなくなったからだ。僕の音楽生活は今や完全にPCへと移行した。購入したCDもレンタルしたCDも全てPCに取り込み、PCでそれを楽しむ。音楽を聴く手段が同じであるがために、わざわざCDを購入する必要はないのだ。320kbpsとWAVの音質の違いがほとんどわからないほど、音楽データに対する不満もほとんどない。正直、僕の耳ではAAC192kbpsで十分だ。CDで楽しまなければならないということではなくなったのである。

そして以前にも増して作品発表の場が大きく拡がった近年、レベルの高い音楽を無料で聴くことは非常に容易になった。例えばMySpaceなどの音楽配信サイトが有名だろう。音楽発信はオープンになり、本当に好きな人だけがCDを買うという現状になっている。VOCALOIDはそうしたオープンな作品発表の場を広げることに一役買ったといえるのではないだろうか。

ネットだけで完結している僕の音楽ライフ。もちろん、気に入ったVOCALOID楽曲を収録した同人CDを購入することもある。同人CDと僕の音楽生活の関係について語るのはまた今度としよう。

ただ、こうした音楽の楽しみ方をしているのは、なにも僕一人だけではないということだ。こうした音楽の楽しみ方もあるのだ。

音楽が僕たちの心に与える影響を今ここで論じる必要はないが、留学を予定している僕にとって、このようにネットで音楽を十分に楽しめるということはとても喜ばしいことなのだ。