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弱者を見捨てる学校システムと日本社会

日本は弱者を放置することがお好きなようです。身体的弱者、精神的弱者、社会的弱者など、なぜここまで弱者を無視するのか。それは弱者を救うよりも強者を育成するほうがコストパフォーマンスの面から優れていると考えられているからです。

例えば学校システムがそうです。小学校では、教師1人で数十人の生徒を指導していかなければなりません。昨今、教師の負担は今まで以上に大きくなり、それぞれに対応していくだけで精一杯なのが現実となっています。そういった中で弱者を救済するために教師1人が費やすことのできる時間はほとんどないと言っても過言ではありません。それよりも強者、つまり成績優秀者の学力を更に伸ばして、学校側の地位を向上させていくほうが重要と考えられるわけです。

非常に合理的ではあるものの、これが今回の一連の校内暴力事件に繋がったのかもしれません。学校は他者からの評価を重要視しなければならず、問題が起こってしまえばその評価が一気に下る危険性があります。だから隠そうとしてしまうのですが、1度バレてしまうと止まらない。事実、僕が中学時代の時に同級生への暴行事件がいくつかありました(かなり陰湿なものもあり)が、全て表沙汰になることはありませんでした。

学校に全責任を押し付け、自分自身の育て方に反省しない親も問題の悪化に繋がっています。社会も同様に、学校は子供を育てる場所であると勘違いしている風潮があります。社会全体で子供を育てていくことは、確かにコストがかかるものではありますが、日本の未来を考えるとどうしても必要不可欠ではないでしょうか。