『パーフェクト・センス』を観てみたよ!

恋は盲目、とはよく言ったものです。恋をすると相手の悪いところなどを見れなくなる。どんなことに関しても目を瞑り、批判的な判断ができなくなる。大体どんな人も経験したことのあるものだと思います。

パーフェクト・センス』は未知の病気によって五感が失われていく世界を描いた作品です。その中で、2人の男女がお互いに惹かれ合い、そして繋がっていくというラブストーリー。聴覚を失っているのに車の運転をするなんて、正直ちょっとそれはどうよ的なところもあるけれど。

本作で一貫しているところは、どんな絶望的な状況に陥ってもどんな結末が待っていようとも人を、そして未来を信じていけば必ず幸せを掴むことができるというもの。嗅覚を失っても味覚を失ってもその度に新たな道を模索し、そうして人は既存の生き方から脱却して既存の社会を維持し続けようとする。

「もっと匂いを嗅いでおけばよかった」

恋に限った話ではありませんが、人はいつも後悔ばかりします。それはおかしなことではなく、ごくごく普通のこと。では後悔はどうすれば払拭できるのか。それは前述したように新たな道を見つけていけばいい。追い続けるしかないのです。