小学生にも書くことのできる漢字。
画数はたったの二画。
誰でも書ける漢字なのに俺にはとても難しい。

中学に入学して対人関係というものを深く考えてしまった出来事があった。
それは中学最初の友達を泣かしてしまったこと。
イジメと言い換えたほうがいいかもしれない。
このときから人への接し方がどんどんと変わっていった。
その接し方が悪いのか、たまに人に嫌われてしまうこともある。
そしたらその人への接し方を変える。
また嫌われた、接し方を変える…
こんなことがエンドレスに続いていく。
そうやって自分は変わっているのだろうっと思う。

高校に入学して同姓だけではなく、女性という異性とも話すようになった。
そしてまた自分を変える。
相手に良いように思われたいのだろうか。
好かれたいと思っているのだろうか。

こうしていると人と接するときには別の自分を作り上げてしまっているよう。
本当の自分がわからなくなっている。
友人と馬鹿笑いをしたり、異性と仲良くする。
それは本当の自分ではなく仮想世界の自分が作り上げてしまっている虚像。
現実から逃げ回っている。
自分の周りから人という存在がいなくなるのを怖がっている。
独りぼっちにはなりたくない。

弱い…
俺は弱い。
こんなのは自分だけ?
他の周りの人間は自分のことをどう思っているのだろうか。
俺が見ている人は皆、素の姿のだろうか。

よく他人に俺が楽しそうだっと言ってくる。
俺はそんなことはない。
逆に周りの人は全員が楽しそうに見える。
幸せそうに見える。
俺は今が不幸せだとは思ってない。
恋もしてるし、友人もいるし、楽しい。
でもこんな風に時々、考え込んでしまう。
他の人はこんなことは考えてないのだろうか。
俺はよく死というものを考える。
他の人は考えないのだろうか。
考えても無駄なこととはわかっている。
しかし考えてしまう。

俺って変なのか…

言いたいことが意味不明になってしまった。
人。
やっぱり難しいです。