『この森で、天使はバスを降りた』を観てみたよ!

とても面白かったです!だけどこの邦題はないと思う。もうちっとマシなタイトルは考えつかなかったのかしら、残念だね。良い内容なのにいろいろと損しまくってる作品かと。あと日本語字幕が糞すぎて萎えた。

刑務所で5年の刑期を終えた主人公のパーシー。彼女は田舎の小さな村で人生をやり直そうとするんです。でもさすが田舎、外から来た人間に対してはとても冷たいんだな。ましてや前科者ですしね。

パーシーはその村のレストランで住み込みの仕事を始めます。店の主のハナはツンデレ婆さん。パーシーに対して他の村人たちと同様に冷たく接します。そんなとき、ハナは骨折しちゃうんです。親切に介抱してくれるパーシーに心を開き始めるハナ。レストランを手伝うシェルビーとも仲良くなり、パーシーは村のなかで少しずつ信頼を得ていくというヒューマンドラマです。

村の結束力の強さと村の外の世界の排除というのはよくあるパターンかと。クローズドサークルってのはネタにしやすいんだろうな、王道だし。この作品も同じ感じ。

レストランを売るための作文コンテストで、全国からレストランに送られてきたレストランを譲ってほしいという2000以上もの手紙を村人全員で協力して読むというシーンとか、なんか感動しちゃいました。こうゆうの大好物です、えへへ。

自分の子どもを守ることのできなかった過去のパーシー。女の子にとっての子どもとは、男連中が抱いている想いよりもずっと大きなもんでしょうね。だって自分で苦労して産むわけだし。男なんてのは指くわえて見てるしかないですもん。情けないねー。エッチのときに射精してそれで終了、ってどんだけだよ。

だからね、糞男の僕にはパーシーやハナの気持ちってのをしっかりと理解できてないかもしれないんです。けどそれでも彼女らの”子どもに対する想い”は痛いほど伝わってきました。俳優さんの演技がうまいからかな、とても良かったですぜ。