『食堂かたつむり』を観てみたよ!

新宿バルト9で観てきました。声を失った柴咲コウが田舎の故郷で食堂を営み、そこで出された料理を食べた人々に不思議な奇跡が起き、その人の願いを叶えてしまうという物語。柴咲コウの演じるキャラは、あまり容姿には気を使わないで頬にはソバカスができているという少しあれな女性。声が出ないというところは、テレビドラマ『オレンジデイズ』を彷彿とさせ、柴咲コウ好きにはたまらん設定となっています。

舞台は田舎の山の中にある小さな食堂。これいいですね。なんというか秘密基地な感じがして男の子の心を擽ります。しかも、1日1組しか予約できないというところも、隠れ家的雰囲気があっていい。そして、柴咲コウの演じるキャラの料理の腕は素晴らしいの一言。確かに最高の料理を最高の場所で味わえるのだとしたら、どんな願いでも叶ってしまいそうな気になります。料理には不思議な力がある、これは間違っていないと思うんです。

ただ、そんな最高の舞台が用意されているというのに、あまりそれが活かされていなくて少し勿体無いなぁというか残念でした。もっと料理を見たかったし、その料理を食べて幸せになる顔も見たかった。食事をしている人の顔と笑っている顔ほど美しいものはない、と僕は思っているわけで。だから、昨年TBSで深夜に放送されたテレビドラマ『深夜食堂』とか好きだったんです。

うん、料理は偉大だ。