『ハンナ』を観てみたよ!

半年以上ぶりの新作映画鑑賞。新宿ピカデリーにて。森の中で暗殺者として父に育てられた16歳の美少女ハンナの姿を描いた作品。アクションシーンは迫力があってハラハラドキドキで、なかなかに見ごたえありでした。

ハンナは外の世界に出たがります。興味本位もあるだろうけど、自分の母親のことを知りたいというのがあったのかも。で、そのことをCIAが知るわけだけど「ハンナのことをインターポールとか諸外国に伝えなきゃ!」とか言ってるわけ。それだけハンナが危険な存在だったのだろう。ただの暗殺者がどうしてここまで?というのは本編を観ればわかる。まぁ結局は伝えずにハンナを殺そうとするのですが。アメリカは他国にハンナのことを知られるのがまずかったわけです。ハンナの出生の秘密と関係しています。

物語最後にハンナが言った台詞の意味は、完全な殺人鬼になったことを暗喩しているような感じでした。殺人は狩りと同じようなもの、とハンナは感じてるのかも。うん、やばい。ハンナやばい。そりゃアメリカさんも恐れるわけです。

この映画は単なるアクション映画ではなく、近未来の問題提起であるといえる。つっても、語り尽くされたネタ臭バリバリで、日本のアニメにおける「超強い美少女が大活躍」 な感じだった。ネタバレすると『エルフェンリート』に似てる・・・。

ラブリー・ボーン』でも主演だったシアーシャ・ローナンが今作も主演。アイルランド人の彼女なので応援したいのだけど、なんというか作品に恵まれていないというか・・・。いや、今作は面白かったけども。