彼女いない歴=年齢の僕が大学を卒業するようです

僕の大学生活が終わりを迎えようとしています。留学生活を含めれば約5年間、本当にいろいろな体験をさせてもらいました。両親、友人、先生方、たくさんの人の支えでここまでくることができました。本当にありがとう。

5年前、東京に降り立った時の自分が今の自分を見たらどう思うんだろう。あの時とは大きく自分は変わることが出来たと思います。いっぱい遊んだ。アルバイトをした。大きな会場でバンドライブもした。編入もした。お酒やタバコを知った。富士山に登った。南半球に行って南十字星を見た。無人島に一泊した。留学した。海外でいろんな人に出会った。でも、今の自分に少し物足りなさを感じるのも事実です。僕は人一倍欲張りなんです。

交友関係は浅く狭く。でも会えば話すし、飲みに誘われたらそこに行って楽しく過ごせます。たくさん笑えるし、人と話すのは楽しい。周りの人は自分にないものを持っていて、それはすごく刺激的だし、自分の成長の糧になっていく。でも何もないときはいつも家でパソコンばかり触ってて、他人から見れば孤独な人だったと思われるでしょう。

自分が孤独だとは思っていません。かけがえのない親友や、自分のことを信じてくれる人、そういう人が1人でもいれば僕は救われるんです。だから生きていける。寂しくないわけじゃないけど、でもつらくはない。ただ、やはり周りの人たちが「彼女がー」とか「彼氏がー」とか話してるときはどうしても輪に入れないし、たぶん一般的な恋をしてきた大学生であれば僕のことを寂しい人だと思うかもしれません。

それでも僕には数多くの経験があって、一生手に入れることのない素敵な思い出をたくさん手に入れてきました。誇れる友人、一生大切にしたい友人とも出会いました。だから、将来僕が結婚することなく人生を終えることになっても、後悔なく死んでいけるのではないかとも思っています。それを補うだけのものを持っているから。まぁ本音を言うと彼女も欲しいし結婚もしたいけどね。

大学2年生の後輩のA君を含め、全国の彼氏彼女がいない大学生へ。彼氏彼女がいないからといって悲観しないでください、劣等感を持たないでください。僕みたいなケツの青い童貞のガキが言うのもどうかとは思いますが、大学生活は何も恋や遊びだけで終わらせられるものではないのです。新たなことにどんどん挑戦していけばいい。自分のやりたいことをどんどんしていけばいい。

人生に1度しかない20歳前後の大切な時間、どんな生き方をしようがそれは必ず自分の誇れる自信に繋がってくると思います。