カレーの話 Part1 「カレーうますぎ」

大正時代、日本の三大洋食はカレー、カツレツ、コロッケでした。その中でもカレーの存在感は異常。完全に日本のモノとなっています。日本はカレーに支配されたと言っても過言ではない。

カレーのすごいところは老若男女が知っている料理だということ。祖父も「らいすかりー」とか言って喜んで食べるし、僕自身も子供の頃からカレーが大好きでした。確か、初めての学校給食がカレーで、それがすごく思い出に残っています。カレーは人類の宝なり。

でも、わざわざカレーを外食する、という考えはないのです。どうしてカレーを食べに牛丼屋に行かなきゃいけないの?牛丼とカレーって全く別の料理でしょ?牛丼カレーでも食ってろ、とかなんとか叩かれそうなことを考えていました。カレーに福神漬があるように、牛丼には紅しょうがなんです。どうみても別物。色とか、どことなく似てる感じではあるけど違うでしょ。

だからカレーは基本的に家で作って食べるものです。かといって、カレー粉から本格的に作るわけではなくて、市販のルーで作ります。あれで十分。食材はにんじん、じゃがいも、たまねぎ、豚肉。え?牛肉?牛が欲しかったら牛丼屋に行きなさい。で、その食材たちを大きめにカットして圧力鍋で煮込む。これが美味い、超美味い。具が大きくて、辛くて、ヒーハー状態。カレー大好きです。

さらにカレーの凄い所はご飯だけでなく何にでも合うところ。文字通り、ナンに合う。トーストに塗りたくってチーズをぶっ掛けて焼いたり、うどんにぶっ掛けたり、カレー万能説やべぇ。どんなに不味いものでもカレーを合わせれば食える。これマメな。

だがしかし、世の中にはカレー嫌いという人もいるわけです。まぁ仕方ない。カレーは確かに独特な味付けだもの。ターメリックとかクミンとか謎の調味料が大量に入ってるし、嫌いな人がいてもおかしくない。だから全人類にカレーを与えれば世界平和を実現することができる、なんてことは思っていません。一部の人は幸せにできるけど、結局はそれまで。

カレーは世界を救うことはできないけど、それでも僕のようなカレー好きに幸せをもたらすことができる。それでいいんです。