『探偵はBARにいる』を観てみたよ!

寄生虫 帰省中なので、子供の頃からいつも行っていたレンタルショップで借りてきたDVD。

配役がすごく合っていて(松田龍平は…)、特に主演の大泉洋には心底惚れました。BARでウイスキーを飲み、缶ピースを吸うその姿はハードボイルドそのものなのですが、そこは大泉洋。なぜか笑えてくる・・・けども、ボッコボコに殴られてるところは大泉洋ならではって感じですね。ハードボイルドな人が殴られているところなんてちょっと・・・。

知らない女から電話がかかってくる、というのは村上春樹の「ねじまき鳥クロニクル」を彷彿とさせ、ある点から不思議な世界、非日常に巻き込まれる線に移動するという物語の導入部分はやはり面白いなぁと思う。基本的に、昔話等を含め物語というものはとある起点が存在するわけです。現実と非現実、日常と非日常の境界線をどのように表現させるか、それが物語の面白さの1つになるのではないかなぁと。

とはいうものの、作品の全体像的には普通の推理モノドラマかなぁと感じます。映画でやるほどのものではないのでは?確かに映像は嫌いじゃないし、むしろ好印象だったけども。