酒・タバコ・サービスはコンビニで売るな

僕は2年くらいコンビニのバイト(笑)をしています。はい、社会の底辺に属していることは重々承知しております。そういうこともあって今回話題になっている件、非常に身近な問題に感じているわけです。自分自身も20歳の夏から喫煙者(どんな拷問を受けようとも事実と断言する)なので、キレる老害人々の気持ちもわからなくはない。がしかし、ワンタッチで済むものにキレるのはさすがに頭が弱いというか残念な大人だなと思わずにはいられない。

レジを破壊するような神に出会ったことはありませんが、年齢確認パネルを導入してまもなくの頃、とある客(60歳前後)から怒鳴られたことがありました。「は?(威圧)俺が未成年に見えるのか?ふざけるなボケ」とかなんとか。5分くらいずっと文句言われてた。僕はひたすらすみません、と言うしかなかったものです。接客バイトを始めた当初の豆腐メンタルは改善されて、大体のことには耐えれるようになっていたもののさすがにつらかった。後ろに客が並んでいるのになんたることだ。

年齢確認に伴う法律的な問題に関しては正直よくわかりません。文系だけど法学は教職で学んだ憲法やら以外はさっぱりでして。安易に法律を語るのは無知を曝け出すのがオチなので僕から言えることはありませんが、やはり酒や煙草といったものはコンビニなどの不特定多数によって売り買いされる場所で販売すべきではないと思います。警察署や交番で売ればいい。あとは自販機でタスポの下に買わせればいい。

留学中、コンビニなるものはありましたが基本的に20時前後には閉店していました。そしてサービスなんてものは無いに等しかったのですが、店員と客が言い合っているところは見たことがありません。サービス至上主義は決して質を高めているわけではなくて、お互いにギスギスした関係を創り、社会を不安定なものにさせていくだけの害でしかないのです。いい加減に「お客様」なんて存在は消えてなくなるべきです。その価値観は高度経済成長期の遺産、はっきり言ってしまえば前時代的なゴミ。年齢確認にキレる人々に対して「じゃあ帰ってください。たかがタッチパネルに触れることすらできないのであれば二度と店に来ないでください」と堂々と言えるようになれば、もっと楽に生きていけると思います。もちろん極論だけども。

サービスの質で争うのではなく、商品の質で争えばいい。それができない今の小売業界は、つまり自分たちの商品に自信がないだけなのかもしれない。