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『リトル・ヴォイス』を観てみたよ!

Dlifeより。1998年のイギリス映画です。ミュージカルが原作となっているのでミュージカル映画?と思われるけど、そこまでミュージカル臭を感じるものではありませんでした。主演のジェーン・ホロックスは近年はアニメ映画で声優として演じることが多いようです。本業は舞台?

ジェーン・ホロックス演じるLittle Voice(敬愛していた父親の死以降、引きこもりになったニート)は類稀な声を持つ少女で、その歌声は多くの人を魅了することが可能であるほどのものでした。金に目が眩む音楽プロデューサーや母親によって、強制的にステージで歌わされたりするという不遇な女の子です。

前述したようにミュージカルとしての側面はほとんどなくて、欲望のままに生きる大人たちの身勝手さや、自分の信じる場所に篭り続けることは概して安全であるけど、危険であっても外に飛び出ることで得られる感動の素晴らしさ、そういったものを描いているなぁと思いました。

引きこもりやニート、といった問題は今に始まったわけでもないだろうし、彼らが心が弱いからそうなったというわけでもないと思うのです。だからといって全てを環境のせいにするわけにもいかない。自分で「このままではだめだ」と思ったり、誰か自分のことを信じてくれる人が手を差し伸べてくれたり、そうするときっと何か新しいものが見えてきて変わる機会を得られるとは思うのです。にも関わらず、そうした引きこもりの例えば両親や親戚たちは、引きこもりの彼ら自身にそうなってしまった原因全てを押し付け、「自分たちは何も悪いことをしていない。悪いのは全てお前だ」と言いつける。誰からも信じてもらえず、認めてもらえず、そんな環境下で自分を変えようなんて思えるはずがない。

Little Voiceの才能を発見した音楽プロデューサーも母親も、彼女を餌にして金儲けをしようと考えずに、彼女に歌を歌う楽しさ、外に出る楽しさを教えてあげることができていれば、きっと作品の結末も変わっていたのだろうなぁ。

話は変わるけど、3月に開局されたBSのDlife、海外ドラマや週末の映画放送など、非常に魅力的な放送局だと思います。ブロードキャスト・サテライト・ディズニーという株式会社が運営しており、ウォルト・ディズニー・ジャパンの子会社です。同社はディズニー・チャンネルも放送しているので、DlifeのDはおそらくディズニーということだとは思うのだけど調べてもよくわかりませんでした。Dramatic LifeとDisney Lifeをかけてるのではないのかなぁと。