1989年生まれの僕とインターネットの話

1989年生まれの人に、話を聞きたいなって、最近はずっと考えています。

教えて教えて。

デジタルネイティブじゃない1989年生まれのわたしの話 - はみだし http://d.hatena.ne.jp/haruna26/20110216/1297867931

1989年2月生まれ。

僕がインターネットに本格的に触れたのは中3の時。僕とインターネットの関係が築かれてから、まだ10年も経っていません。自分のお気に入りの音楽アーティストの掲示板が荒らされたり、2chでそのアーティストが叩かれてたり、知らない人とオンラインゲームやチャットで接したり。でも、そこに繋がりを求めることはありませんでした。その時その時だけの一時的な関係。だから、日頃のストレスをそこで見ず知らずの相手にぶつけたりもしてました。相手もそれを僕にぶつけてきました。ネットは悪意に満ちている、僕はそう思いました。

ブログは高2から始めました。特に目的意識はなく、ただ日々の愚痴を書いているだけ。当時、僕は少し欝に近いものになってて、精神的に落ち込んでいたので、誰かに見てもらえたらそれでいい、ということだったのかと。相手にされなくてもいい、ネットに公開すれば誰かが見てくれる。それだけで満足でした。そこでも対人関係は生まれず、それは一方通行の僕の声でした。

そしてTwitterに出会った。僕にとっては掲示板やチャットの延長線上でしかありませんでした。でも、次第に関係を作っていくことが楽しくなっていき、Follower数は1000を超え始めました。多くの人に観られている、ということを幸福だとも思ってました。そんなある日、Followerを傷付けてしまった。それまでの関係は遮断され、繋がりは消えた。結局、僕のやっていたことは「顔の見えない相手なら何をしてもいい」だったと。

「ネットは現実ではない。そこからは何も産まれない。ただの暇つぶしの道具でしかない。ネット上で知り合った人とリアルで会うなんてとんでもない。ネットとリアルとを繋げることは不可能なのだ」Twitterでそのようなことがあるまで、僕のネットに対する意識はそうだったと思います。

ただTwitterは違いました。

僕はTwitterで @tydk27 と名乗っています。僕は @tydk27 なんです。名無しさん、とは違って僕には名前があったんです。そして、Followerは僕を @tydk27 としてFollowしている。これは掲示板やチャットとは大きく異なっていました。そこにはアイデンティティがあったのです。信じられませんでした。

Twitterで僕のネットに対する意識は大きく変わりました。少数ではありますがTwitterで知り合った人とお会いしたりもしました。数年前の自分では考えられないことです。もちろん、Follower全員と会ってみたい、ということはありません。極力、ネットでの知り合いと現実で会うことは避けています。もし会ってしまえば、僕が @tydk27 ではなくなってしまう気がするから。僕は @tydk27 であるからTwitterをやっているんです。でも、少なくとも過去の自分の意識は変わりました。

そんな僕もそろそろ22歳。たぶん僕はネットが何かをまだ知りません。どのように付き合っていくべきなのか、まだわかりません。でも、少しずつわかってきたような気もします。