就職活動を終えて

7月くらいに内々定を頂き、先日の内定式で正式決定という形になりました。NDA的な意味で、内定を頂いた企業に関しては省略ですが独立系SIerです。まあなんだ、みなまで言うな。言いたいことはわかります。でもいいんです。とりあえず、どういった就職活動をしていたのかを振り返る意味でもまとめておきます。

様々な理由から、とある地方の中小企業で働くことを決めていたので、大手の就職斡旋会社が運営するWebサイト等はほとんど利用していません。研究室の同期もあまり就職活動に積極的でないこともあり、何から手を付けていいのかわからない状態だったのでが、学部時代の知人から聞いていた新卒専用のハローワークなるものに行ってみることにしました。いわゆる新卒応援ハローワークというやつです。少なくとも、僕が志望する地域ではこちらを利用させてもらうことが最も効率的だと思います。ちなみに、学校の就職支援センターはあまり役に立たない理由がいくつかあったので全く利用していません。

昨年12月末、そのハローワークに足を運び、まず何をしていけばいいのかということを相談しました。すると、自己分析や企業研究を進めていきなさい、と言われるわけです。自己分析シートなどを渡され、その日は帰宅。自己分析といえば就職活動をしていく中で必ず耳にする言葉、おそらく誰もが必ずしなければならないことなのだろう、と思っていましたがやりませんでした。いや、正確に言うとまだやらなかった、です。留学生活を通して、日本の就職活動に疑問を抱いていたせいもあって自己分析に対してネガティブなイメージしかなかったのです。日本で働く以上、それはもう避けては通れない道ではありますが。

それから2月3月辺りまでは研究に没頭し、就職活動を完全に忘れていました。が、どうやら面接特訓講座なるものをハローワークが行っているということで飛び込み参加しました。そこで驚いたのが、出席者の半数近くは既にES提出や筆記試験などを経験し、中には内々定を頂いている人もいる、ということでした。自己分析も済んでいない僕は正直かなり焦りました。まあでも僕が志望するのは大企業ではなく中小企業。その地方における中小の選考開始時期は5月から6月という感じだったので、今にして思えばそれほど焦る必要もありませんでした。

そしてまたもや季節は過ぎて5月末、ハローワーク主催の合同企業説明会に参加しました。その数日前から自己分析を進めて、履歴書を書いてはハローワークで担当者の方に添削してもらい、書いて、添削して、を繰り返していたので僕の中でのその作業はほとんど完成していました。それが大体2週間くらい。毎日みっちり自己分析シートや履歴書を書き殴っていました。そういった状態だったので合説でも企業の採用担当者の方と落ち着いてお話をさせていただくことができました。その中で1社、ちょっと気になる企業がありまして、翌週に一次試験を行うということだったので応募し、あれよあれよと最終面接まで進んで内々定を頂きました。

というわけで、打率10割で就職活動は終了。まあ運が良かっただけだと思います。SPIの勉強を全くしていないにも関わらず筆記をパスし、グループディスカッションでは好印象を与え、面接もあまり緊張することなく終始穏やかな雰囲気で進められました。ただ、自己分析をしていたことだけはかなり役に立ったと思います。頭の中で学生生活の7年間をまとめておけるので、大抵の質問にはスムーズに返答できました。といっても、1社しか受けていないので実際のところはよくわかりません。

正直、首都圏で働くことを志望していたのであれば確実に詰んでいたと思います。就職活動を始める時期は早いに越したことはありません。が、首都圏に拘らなければGW後でも十分間に合います。実際、上記のように僕自身がそうでしたから。あとは、利用できるものをどんどん利用していくべきだと思います。

というわけで、クソの役にも立たない駄文でした。

どうでもいいけど、学部時代の同期のA君は200社受けたとかなんとか言ってたっけ。恐ろしい。