冷え切った空気が鼻の穴を抜けていく感覚に少し懐かしさを覚え、寒さのギアが1段階上がったことを知る今日此の頃です。こんにちは、こんばんは、私です。
世間はAdvent Calendar一色で、多種多様な技術エントリがはてブを賑わせています。投稿している人的には、「他のエンジニアの役に立ってほしいな」とか「ドヤ顔で技術力を晒したいな」とか「アウトプットして自身のスキルアップにも繋げていきたいな」とか、いろいろな想いがあるのだろうと思います。どれもとても素晴らしいです、格好良いです。
そんな素晴らしいエントリに日々勝手に苦しんでいるのが私です。眩しいんです、眩しすぎるんです。エンジニアとして輝き続けようというその想いが見え隠れして、眩しいんです。そこで気付きました。プログラミングが、エンジニアの仕事内容が、私はそこまで好きではなかったのだなと気付きました。今は良くても、これからもずっとエンジニアとして働き続けたいわけではないのだろうなと。
たぶんそれは時間が必要だからです。スペシャリストとしてエッジの効いたエンジニアになるためには、常日頃からスキルアップのための努力が必要で、それには同時に多くの時間も必要になります。時間は捻出するものなので、作ろうと思えば作れます。でも仮に作ったとしても、スキルアップに費やす時間はほとんど残っていませんでした。
それというのも、私には他にやりたいことがあったからです。
- 深夜アニメを観て作画や演出に心躍らせたい
- 青春群像劇を描いたアニメや漫画にもっと出会いたい
- 『時計仕掛けのオレンジ』をもう一度観たり、イーストウッドや是枝裕和の作品をこの先も観てみたい
- モームの『月と六ペンス』を読みながらゴーギャンの絵画を鑑賞したい
- オーウェルとかカフカとかサリンジャーの本も全部読んでみたい
- 岩波文庫の青本で片っ端から教養を学びたい
- ウォーラステインの世界システム論をもっと理解したい
- 学術文庫や新書の歴史書も読みたい
- 趣味のジョギングをもっと続けてフルマラソンやトライアスロンに出場したい
- 海外に出ていろんな人と出会ったみたい
やりたいことがありすぎました。たくさんの趣味を楽しみつつ、仕事も目一杯しつつ、という人もいると思います。私は不器用なんです。あれもこれもなんてできないです。「それ、逃げているだけじゃん」とか「エンジニアというか、ダメリーマンだよね」とか言われたら何も言い返せないです。その通りだもの。
そんな感じでエンジニアしている人、他にどれくらいいるのかな、いないのかな、みんな一生エンジニアしていきたいのかな。話を聞いてみたいものです。