『涼宮ハルヒの消失』を観てみたよ!

新宿バルト9で観てきました。評判通りの素晴らしい出来で感動しました。非の打ち所がありません。といっても、それは僕が以前からハルヒシリーズが好きだから、というのもあるので万人受けする、ということではないとは思います。テレビシリーズの予備知識がないとわかりにくい、というところもあります。だからファンにこそ観てもらいたい。ファンであれば後悔することは絶対にないと思います。

これはハルヒシリーズ全般に言えることなのですが、相変わらずキョンがちょっとKYすぎる。「俺はもうこんなことでは驚かないぜ」とか言っておきながら、その直前には発狂ともいえるほどの動揺をしています。それはもう観てて滑稽だと思えるくらい。まぁそういうのも含めてキョンの未完成さ、というものが僕は好きなんですけどね。

人気の出るアニメ、マンガには、僕が思うに何かしらの小さなコミュニティーを創設する、もしくは属しているというのがあるのではないのでしょうか。そのコミュニティーとは特に学生などの若い時期におけるものです。そこには男女が数人、たまに恋愛の要素が含まれていることもあります。僕たちはそうした生活に何かしらの憧れを持っているのかもしれません。

中学、高校は部活、大学ではサークルといったように、何かに属することで「居場所」を探そうとします。なかなか見つけることができないこともあると思います。しかし、同世代の人間同士で集まり、そしてそこで悩みや下らないことを語り合う。そんな日常的な、しかし非日常的な生活というものはやはり楽しいものであって、少し羨ましく思ってしまうものなのです。ハルヒシリーズにもそうゆう憧れがあるからこそ、多くの人に支持されているのかもしれません。