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『シモンの空』を観てみたよ!

第62回ベルリン国際映画祭銀熊賞特別賞受賞作品。第85回アカデミー賞外国語映画賞スイス候補作品。日本劇場未公開。

高級スキーリゾート地で観光客を狙った金品強盗をする12歳の弟と、それに依存して仕事もせずに男と遊んでばかりいる姉。その2人の奇妙な関係を描いた作品。とにかく映像風景がとても美しい。ロケ地はスイスのスキーリゾート地、日本に住んでいると馴染みのない景色であるから余計に美しく感じる。

人と人の関係は一瞬で壊れてしまうものもあれば、そうでないものもある。後者は夫婦であったり、家族であったり、親友であったり。どんなに時を経ても、変わらないものがそこには必ず存在するわけです。そして、それは変わらないままでも決して悪くなかったりする。

人は常に変化を追い求める動物であるかもしれませんが、そんなに行き急ぐ必要もないのです。時間をかけてゆっくりと変わっていく、もしかしたら変わらないかもしれないけどそれは間違っているわけではない。冬が終わって春が来るように、いずれは変化していくものだと理解していれば焦る必要もないのだ。

僕たちはただただ時間の流れに身を任せて、変わっていく風景をむしろ楽しく感じて生きていくべきなのかもしれない。