『ルワンダの涙』を観てみたよ!

告白しますと、僕は1ヶ月前までルワンダ虐殺について何の知識もありませんでした。「ルワンダ?どこの田舎だよ?」と笑えない冗談をも言ってしまいそうなくらいに何も知りませんでした。

ルワンダは中部アフリカに位置する内陸国、とても小さな国です。

ルワンダ周辺ではフツ・ツチ・トゥワという3つの民族が暮らしていますが、1990年から内戦が勃発。1994年の4月、フツ族によるツチ族の大量虐殺が始まり、7月までの約100日間で80〜100万もの人が殺されたといわれています。

この映画はそのルワンダ虐殺を描いたもの。非常に衝撃的な映像も多く、これが実際に今から15年前に起こったことだと考えるといてもたってもいられなくなります。悲しいというよりも怖いという感情のほうが大きかったです。

ルワンダの首都キガリにある学校。1994年4月5日、大統領が暗殺されるというクーデターが発生、同時にフツ族によるツチ族の大量虐殺も始まります。内戦勃発後から国内に駐留していた国連軍はその学校を基地としますが、フツ族の虐殺から逃れたツチ族難民が学校に押し寄せてきて国連軍はこれを保護することになるのです。

ネタバレになりますが、最終的に国連軍は学校にいる2000人強のツチ族を見捨てます。見捨てられたツチ族の人々はどのような思いをしたのか、僕にはとても想像できるものではありません。

民家や道端に大量の死体が横たわっているという光景、嘘でも誇張でもない、実際に現実に起こったことです。たった100日間で80万の人間が殺されたのです。決して忘れてはならないことであるし、皆が知っておかなければならないことでもあります。

ルワンダについてもっと勉強してきます。