SA/PAとアメリカンドッグ

深夜バスはこれまで3回ほどしか乗ったことがありません。初めての深夜バスはロンドンからマンチェスター。次にマドリッドからバルセロナ。そして新宿から山口。この3回。どうでしょう班の深夜バスマスターの方々には遠く及びませんし、距離も全然大したことありません。3回とも4列シートなバスだったけど、お尻が異常なまでに痛くなるだけで睡眠不足というのはあまり経験したことないです。

深夜バスで好きなのは、途中のSAやPAなどでの休憩タイム。これが好き。真夜中のSAってなんだか不思議な場所。コンビニと似ているけど、それとはまた違った雰囲気。いいですよね。それ以前にSA自体が好き。だって高速道路を車で走らないと、普通は行けない場所じゃないですか。もちろん例外もあるけど、やっぱりSAは車で運転中に行く場所だと思う。

特に思い出に残っているのは九州と本州を結ぶ関門橋にあるPA、壇ノ浦とめかりです。九州の祖父母の家に向かうときはよく寄っていました。といっても、いつ行っても人が多いので気軽に行ける場所ではないですが。で、今でも覚えているのは九州側の上りにあるめかりPA。幼い頃、両親にアメリカンドッグを買ってもらって海を見ながら食べていたのを今でもよく覚えています。

だから、SAやPAというとやはりアメリカンドッグなどの食べ物が頭に浮かびます。コンビニに行けば売ってあるけど、普段からコンビニや外食というものを利用したことがなかった家族なので、そういったものはSAやPAでしか買えないものなのだと思っていたのです。

いつもと違う場所で食べる違う食べ物。その感動を大人になるにつれて忘れかけてた。どこにでもあるような普通の場所、普通なことを幸せと感じることが出来れば、人生ってもっともっと楽しくなるんだろうなぁ。